配布先は, http://www-vlsi.es.kit.ac.jp/~kobayasi/ST/です.
Perlが走る環境なら, UNIX, MacOS, Windowsを問わず実行できます.作者はLinux, MacOS Darwin, Windows10上のCYGWIN環境,Windows10上のminGWにて動作を確認しております. WindowsのActive Perlでも動くはずですが,インストールが自動化できません. Active Perlにて利用する場合には,手動にてインストールをお願いします.
Windowsの場合は, CYGWINもしくはminGWをインストールします.その際, CygwinはDevel内のmakeとPerl,MinGWの場合もmakeとPerlがインストールされるようにしてください. UNIX環境の場合は,まず間違いなくPerlとmakeがインストールされていますので,何もしなくて結構です.
使用中のperlのバージョンを確認します.
% perl -v This is perl, version 5.005_02 XXXXXXXXXX
versionが, 5.X以上の場合は, STを使用することができます. 4.Xの場合は, Perl 5.Xをインストールします.
配布パッケージST_*.tgz (*はバージョンにより変わります)を下記のように解凍します.
# gnutarでない場合 % gzip -cd ST_*.tgz |tar xf - #gnutarの場合 % tar xfz ST_*.tgz
ST_*(*はバージョン名)というディレクトリが作成されます.ディレクトリSTに移ってインストール作業を行います.
UNIX/MacOSの場合は, suコマンドで, rootユーザーになります. CYGWINの場合は不要です.
perlコマンドでMakefile.PLを実行します.
% cd ST_** % perl Makefile.PL # UNIXの場合, rootになる. Windowsの場合は管理者権限にて % su root # make install
STのライブラリが使用するperlが標準で使用するライブラリパスの下にインストールされます.また,既存のVerilog moduleからのSTテンプレート の生成節で説明するv2st.plなどが/usr/binにインストールされます.
一般ユーザーでインストールする場合は,アーカイブを展開した後,次の通りにしてください.
v2st.plに, $INSTDIRを定義する.
$INSTDIR="/home/kobayashi/lang/perl/ST";
これにより, v2st.plで作成したファイルは,実行属性をつけるだけでそのまま実行できるようになる.