今回演習に用いたのは, Quartus IIである.今回使用したMU200-EC6Sに搭載されているCycloneデバイスファミリーは, Quartus II Web Editionという無償で使えるツールにより, Verilog HDLの合成から配置配線を行なうことができる.
シミュレーションに, GPL Cverを用いて, FPGAボードに, MU200-EC6Sを使えば,ボードの実費のみで,本演習と同じことを行なうことができる.
FPGAを用いた大学生向けの演習は各地で行なわれている.
熊本大学/九州工業大学では, KITEというプロジェクト名で, FPGAボード上にプロセッサを構築する演習を古くから行なっている.
京都大学では, Power MedusaシリーズのMU200-APに液晶キャラクタディスプレイを接続して,テトリスをVerilog-HDLで実装する演習を3回生向けに行なっている.
長崎大学では, SFL言語を使って,ファミコン互換のハードウエアをFPGA上に構築する実習について,準備を進めている.
東京大学では, Celoxica社のDK-IIシリーズのボードを用いて, C言語ベースのFPGA実装演習を行なっている.