研究とは勉強と異なり,誰もやっていない新しいことを発見することです.内田百閒の有名な言葉に「何にも知らない馬鹿がいるし,何でも知っている馬鹿もいる」があります.インターネットの発達で,知識はググれば出てきます.ただしその検索結果は玉石混合です.また彼の言葉は「いろんなことを知っていても,知ったことを羅列したのでは駄目だ.判断力を働かせなければいけない」と続きます.基本知識を身につけ,インターネットから得た知識の正誤を自ら判断できる学生を育てます.
ぜひ,好奇心の赴くまま,研究に邁進し,日本やさらに世界の未来を背負って立つ研究者を目指してください.研究内容は半導体の信頼性とパワーエレクトロニクスですが,卒業後にその研究分野にとどまる必要はありません.1,3,6年で研究のHow Toを見につけ,さらに,What to, Whyを追記有しましょう.それはどの分野でも役に立つ不変なあなた自身の能力となります.